
今回は、スイスの精神科医・心理学者カール・グスタフ・ユングさんの分析心理学の入門書として最適な本5選をご紹介します。夢や無意識世界に興味をお持ちの方にもおすすめです。
【目次】
ユングとは?
カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)
スイス出身。1875年〜1961年。。精神科医、心理学者。
1906年にユングが、精神分析学の創始者フロイトに手紙を書いたことがきっかけになり、フロイトから教えを受けていたが1913年に決別し、独自の分析心理学の構築に専心した。
なお、精神分析学をフロイト派、分析心理学をユング派といわれることもある。
分析心理学とは?
ユング派の分析心理学は、ユング心理学ともよばれています。ややこしいね(笑)。
分析心理学
ユングから始まった、意識と無意識を象徴的・原初(元型)的・哲学的な解釈で統合しようとする精神分析の体系
引用元:分析心理学-Wikipedia
分析心理学は難しい?
これからユングを学びたい超初心者の場合、論文が書かれているユング自身の著書にいきなりチャレンジしたら、ポカーンになる可能性が…
ユングの文章ってクドいし読みにくいし、分析心理学の専門用語についての知識が必要ですし、文化や宗教の違いもあるので、案外ハードル高いんですよね。
なのでもし予備知識ゼロなら、先ずユングについて平易に解説されている本から始めるのがベストじゃないでしょうか。
解説本といえば
有名な著者は河合隼雄さんでしょうね。なんせ日本のユング心理学の第一人者ですし、文章も分かり易いのでおすすめですよ。
コンプレックス
\✨️ユングの入口で悩んでいる方に✨️/
ユング心理学に基づいて《コンプレックス》の概念を解説している本ですね。
書籍情報
書籍名:コンプレックス
著 者:河合隼雄
発行年:1971年
ジャンル:心理学(分析心理学の解説本)
- 価格: 1034 円
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概要と感想
簡単ではないけれど、ユング心理学の最も優しい一冊だと思う。しかも名著。
局所的なテーマなので、同じ著者・河合隼雄さんの『無意識の構造』と併せて読むのがオススメ。
《コンプレックス》といえば、日本では《劣等感》といった意味のみで使われたりしますね。そういえばアドラーの《コンプレックス(劣等感)》についての本もベストセラーになった。
でもユングの《コンプレックス》は、もっとスケールが大きくて深くて複雑。
コンプレックスは自我に影響をおよぼすもの。劣等感はコンプレックスの一部でしかない。という主張でしたね。
平易な文章と分かり易い例が盛り込まれているので、中身は濃いのに初心者にも優しい内容になっていましたよ。個人的には古さも感じなかったし、巷のコンプレックス関連の啓発本より、本書の方がよっぽど価値が有ると思った。
無意識の構造(改版)
\✨️分析心理学の必読書✨️/
ユング派の名著とも言われている有名な一冊。
書籍情報
書籍名:無意識の構造(改版)
著者:河合隼雄
発行年:1977年初版、2017年改版
ジャンル:心理学(分析心理学の解説本)
- 価格: 1034 円
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概要と感想
ユングの《無意識》についてサクッと解説されているので、入門書として最適。素晴らしい✨️
夢の具体例が豊富で読みやすいですし、夢分析をしながらイメージ、シンボル、アニマとアニムス、自我と自己などの概念や自己実現の過程などを分かりやすく説明してくれている。
『ユング心理学入門』と似たような内容ですが、私の印象では本書の方が分かり易い感じでしたね。
- 価格: 1650 円
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こちらも入門書の定番ですし素晴らしい解説本ですが、内容は『無意識の構造』にちょこっと+αした感じ。
ユング心理学辞典
\✨️ユングを学ぶ人の必読書✨️/
こちらはタイトル通りまさに辞典ですね。
書籍情報
書籍名:ユング心理学辞典
著 者:アンドリュー・サミュエルズ 、バーニー・ショーター 、フレッド・プラウト、翻訳:浜野清志、垂谷茂弘
発行年:1993年
ジャンル:心理学(分析心理学の解説本)
- 価格: 4950 円
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概要と感想
ユング心理学の専門用語が辞典形式で「あ」行から順に単語の意味が詳しく載っているので、ユング関連の本を読む際にきっと重宝するでしょう。
複雑なユングの思想全体を把握するために、必要な用語が網羅されているので凄く便利な本よコレ👍️
ユング 心の地図(新装版)
書籍情報
書籍名:ユング 心の地図(新装版)
著 者:マレイ・スタイン、翻訳:入江良平
発行年:1999年初版、2019年改版
ジャンル:心理学(分析心理学の解説本)
- 価格: 2860 円
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概要と感想
ユング心理学を体系的に解説している入門書といったところ。良い本ですし結構分かり易いんですが、それでも予備知識ゼロですとちょっと難解かもしれません。なお、スタインさんは、アメリカのユング心理学の分析家だそうです。
ちなみに本書は、BTS(韓国の7人組アイドルグループ)のアルバム『MAP OF THE SOUL:7』のコンセプトになったとか。それで2022年に『BTS、ユング、こころの地図』という関連書籍が出版されていますね。
私は音楽はわりと雑食な方なんですけど、あいにくK-POPは守備範疇ではないので未読ですが。
書籍名:BTS、ユング、こころの地図
著 者:マリー・スタイン 、スティーヴン・ビュザー 、レオナード・クルーズ 、翻訳:大塚紳一郎
スタインさんが、BTSのアルバム『MAP OF THE SOUL:7』を、初心者にも分かりやすく読み解いた本だそうです。ユングだけでなく、BTSにも興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。
ユング思想の真髄
書籍情報
書籍名:ユング思想の真髄
著 者:林道義
発行年:1998年
ジャンル:心理学(分析心理学の解説本)
- 価格: 3234 円
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概要と感想
こちらは絶版になっているので新品は入手困難。電子書籍にもなっていないようでした。
林さんはユング心理学の研究家として有名ですし、文章は分かり易く、本書も良書と評判なのに…。中古本もしくは大きな図書館なら見つかるかもしれませんけど。
ちなみに私は未読。河合隼雄さんとは違う解釈も読んでみたいと思うので、ご縁があればいつか手にとってみよう。
あとがき
今回は、ユングの分析心理学の入門書としておすすめの解説本をご紹介しました。
ユングさんは神秘主義が強すぎて、心理学風味の思想書といった感じがしなくもないんですが、精神世界がお好きな方にとってはむしろウェルカム👍️ではないでしょうか(勿論、私もウェルカム😊)。
これからユング心理学を学びたい方は勿論、夢や無意識について興味をお持ちの方も、気になる本があればぜひ手にとってみてくださいね。
貴方が素敵な本に出逢えますように。
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